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2006年3月24日

「電気用品安全法によって消え逝く危険性があるもの展」a.k.a「電気用品安全法によって消え逝く危険性があったもの展」

Engadget Japanの記事で知って転載。

NANZUKA UNDERGROUND内のこの展示のページ

しっかし、経産省の役人はこんな大騒動になるとは当初思ってなかったんだろうな。つまり物を知らないというかわかってない訳で。で、「おれたち超優秀な役人が天下国家のことをよーく考えて作った制度だから、てめーらおとなしく従え。おれたち超優秀だから、おれたちのやることに間違いはないの!」とばかりに強硬な態度を取るも、反対運動の中に坂本龍一とか世界的にリスペクトされてる(=権威ある)人物が現れると、ビンテージものの電子楽器の販売を認めるとか、いかにも腐れ役人が考えそうな姑息な懐柔策に出て、そしたら「こんなんで懐柔されっかよ!」と一蹴され(参照)。

経産省の腐れ役人ども、おまえらかっこ悪すぎて笑えます(プゲラ

で、さらに恥の上塗りを繰り返している模様
電気用品安全法で経産省方針 89年製造まで「ビンテージ」

なんつーか、基本的に文化てもんがわかってないんだな・・・大体、限定列挙とか不可能ってことを悟れ。テクノロジーと文化なりアートってのは有史以来深い深〜い関係があるんだよ。テクノロジーの産物には、どんなものであれ、芸術性が宿ったり、そのプラットホームになる可能性がある。

例えば「例外扱い」の中にゲーム機とか入ってないし。
君たち『スーパマリオ』の宮本茂がシュバリエ賞取ったの知ってる?

2006年2月14日

折田先生像

スラドから転載

折田先生を讃える会

爆笑した。
恐るべし、京大のDNA

Wikipediaにもエントリーがあったり

2006年2月 8日

アンダマン諸島の先住民

【こぼれ話】「石器時代」部族が漂流者を殺す=アンダマン諸島

【ニューデリー7日】インド領のアンダマン諸島の島に漂着した2人の漁民が石器時代と同じ生活をしている部族に殺される事件が起きた。この島はインド当局や海軍さえも立ち入りを厳禁されている先住民保護区だが、同諸島の警察は島に上陸し遺体を回収する計画を練っている。

10日ほど前、手漕ぎのボートに乗っているうちに眠ってしまった漁民2人はアンダマン諸島の行政首都ポートブレアから40キロの北センティナル島の浜に漂着した。センティナル人たちは2人を弓矢で殺し、浅い墓に埋葬したという。付近は現在、約20人のセンティナル人たちが見張っているため、警察は手を出せないでいる。警察はセンティナル人たちが島の反対側に移動した時を狙って島に忍び込み、遺体を回収する計画。

しかし、環境保護団体アンダマン・ニコバル列島生態系保存協会の創立者サミル・アチョリャ氏は、警察がセンティナル島に上陸するのは狂気であり、世界中から非難されるだろうと語った。アチョリャ氏は、殺された2人は禁制の水域で密漁をしていた前科多数の犯罪者だと指摘、彼らの遺体の回収には何の意義もないはずだと述べている。

アンダマン諸島の島々にはそれぞれ数十人ー数百人規模の5つの先住民グループが住んでいる。先住民が住みついたのは6万年前と見られている。〔AFP=時事〕

ちょっと不思議なニュースだ。インド当局や海軍さえ立入りを禁じられ、外界と隔絶された島でおきた事件のいきさつがどうしてわかったんだろう。

それはさておき、おれにはアンダマン諸島の先住民のことは初耳だった。石器時代と同じ生活ということは、毛皮の腰巻を巻いて、石を砕いて尖らせたやつを木の棒の先にくくり付けた武器を振り回してるんだろうか?6万年前に住みついたという話だけど、最近の研究によると、アフリカ以外の人類の共通の祖先である数百人の男女のグループがアフリカを出たのが65,000~50,000年前とされているので、そのグループのあまり遠くない子孫を源流に持つのだろうか?あのあたりに住んでいたら、海面上昇で孤立して、そのまま現代まで石器時代、とかそういう感じかもしれない。

人が殺されたので、普通だったら警察が踏み込んで捜査したり犯人を逮捕したりするところなんだろうけど、そういう動きが無いということは、このセンティナル人たちはインドで野生動物扱いなのか?動物が人殺しても事件じゃなくて事故だもんな。

「センティナル人」「センティナル島」でググっても何も出てこない。「アンダマン・ニコバル諸島」はWikipediaにエントリーがあり、先住民についても、「また、ニコバル (Nicobar) という名前は、マレー語で裸の人々の土地という意味である。その名の示す通り、小アンダマン島、大ニコバル島には合わせて5部族の先住民がおり、計800人ほどが石器時代と同様の狩猟採集生活を行っている」と簡単な記述がある。

また、先住民族を支援する国際団体「サバイバル」のサイト内に、アンダマン諸島の先住民の危機を訴える記事があった。この記事の中に、「センティネリーズは自分たちの島に住むことで保護され、ジャラワよりも大きな孤立を維持しています」とあるのだが、センティネリーズ=センティナル人ということだろう。

他に検索で見つけたブログ記事『Aga-Ye!! : Kasedac: インド洋大津波:ニコバル諸島を知っていますか?』では、先の大津波で、先住民たちが難を逃れた、というニュースが紹介されている。

2006年1月24日

買収?

Yahoo!ニュース: ライブドア一転、買収の標的に?資産だけでも魅力的

マジっすか?今後ラ社やその取締役が民事上の責任を問われていく可能性はないの?その場合、現在のB/Sを基に単純にソロバン弾いても意味無いと思うんだが、どうだろ?

それはそうと、現行の値幅制限制度は問題ありだな。こうストップが続くと、単なるマーケットの機能停止にしか見えない。一定期間連続値幅制限をヒットしたら、制限無しで板寄せを行う、とかそんな風にすればいいんじゃないだろうか。

2006年1月22日

担保掛目

ライブドア騒動、今週はどんな展開になるだろうか。興味津津である(という言い方はちょっと不謹慎かな)。

先週の展開でひとつ気になったのは、マネックス証券によるライブドアおよび関連銘柄の担保掛目引下げに対する世間の反応である。ライブドア株は事件後ビッドがほとんど立たない状態で連日ストップ安であった。つまり、本当の市場価値がいくらなのかわからず、売りたくても売れない状態が続いたのである。こうした状況の中、名目だけの株価に基づいて問題の株を担保評価することには、(すくなくとも局所的には)なんの経済合理性も無い。マネックス証券の対応は、しごくまっとうな経営判断だったと考える。(もっとも、掛目をゼロにされたところで、手仕舞いたくても手仕舞えない人が大勢いたのでは無いかと思うけど)

与謝野経済財政・金融担当相まで出てきてマネックス証券の対応に対して批判的なコメントを行ったのだが、信用取引をしている顧客が吹き飛んでアシ出まくりでデフォって証券会社に損失が出た場合(今週はこうした事態が表面化してくるのではないかと予想してみる)、政府が補償してくれるのかと小一時間。ここは大ちゃんガンガレと応援したい。

一方で、今後投資家が、「正しい」判断をしてしまったマネックス証券を利用するのを敬遠する、という行動も投資家の立場からすれば合理性があるかもしれないので、将来の手数料収入まで勘案すると果たして本当に「正しい」判断だったのか、難しい問題である。ああ、話がややこしくなってしまった。とりあえずこの辺で。

2006年1月19日

コニカミノルタ、カメラ・フォト事業撤退

この前、ニコンのフィルム・カメラ事業大幅縮小に驚いたばかりだけど、今度はこんなニュースが。

カメラ事業、フォト事業の終了と今後の計画について

αシリーズはデジタルに絞ってソニーに。伝統のコニカ・フィルムは終了。

ソニー製α用レンズはソニー・ロッコール?それともツァイス?
それから、ちょっとマイナー・ネタだけど、ソニー・フォトプレミオってのができるのかしらん?^^

今回の事件は「IT関連企業」って呼び名を見直すいい機会だろ

IT関連企業てのはインテル、マイクロソフト、アップル・コンピューター、オラクル、サン・マイクロシステムズ、グーグルとか、そういう会社のことだろ?
例の会社の場合、「IT関連企業」って呼び名自体が一般大衆の夢に寄生した「錬金術」の片棒かついでたことになるんじゃないかな?全然ITと関係ないし。ただの強欲性人格障害者集団。

2005年6月28日

U2が記念品の返還を求めて元スタイリストを訴える

またまた訴訟ネタで速報。

Reuters: U2 sue former stylist for return of souvenirs

ダブリン(ロイター) アイルランドのロックグループU2は元スタイリストから(リード・ボーカル ボノのズボンを含む)5,000ユーロ相当の記念品を取り返すための裁判を始めた。

訴えられた元スタイリストはローラ・キャッシュマンさん。彼女は問題の記念品は自分に贈呈されたとしているが、ボノはキャッシュマンさんの言い分を否定しているとのこと。

U2、ボノともあろうものが数千ドルで訴訟ってセコくねーか、と誰でも思うだろう。元記事でもちょっと匂わせてるけど、なにやら感情的なもつれが背後にありそう。

AMD、インテルを独占禁止法違反で告発

とりあえず速報。

Reuters: AMD files antitrust suit against Intel

以下抜粋

ニューヨーク(ロイター) アドバンスド・マイクロ・デバイセズ(AMD)は火曜日、インテルはx86プロセッサー市場において不法な独占状態にあるとして、同社を独占禁止法違反で告発したと発表した。

AMDによると、インテルの威圧の犠牲になった企業は38社にのぼるという。(略)

「世界中のどこでも、顧客は選択の自由と技術開発の恩恵にあずかる権利がある。しかしこれらは盗まれてしまっている」とAMDの会長、社長、兼Chief ExecutiveのHector Ruizsは語った。

(以下略)

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2005年6月27日

インターネットと匿名性

実名でのネット活用促す 総務省「悪の温床」化防止

ネットに関わる事だけにすでに大量のブログ記事が書かれているとは思うけど、あまりにも疑問点が多いというか、ツッコミどころ満載なニュースなので、あえて書いてみる。

「匿名性」という言葉を使ってるんだけど、どういうレベルの匿名性の事を言ってるんだろう?例えばネット上の掲示板にある書き込みがあったとする。掲示板の設置されているサーバーには、どういうIPから何年何月何日何時何分何秒に書き込みがあったというログが残っているはずだ。そして書き込んだ人はいずれかのプロバイダーを通して接続したはずだが、この時誰にどういうIPアドレスを割り振ったかはプロバイダーの記録に残っているはずだ。ただし、こういった情報は(プロバイダーなりと利用者の契約の範囲で)通常は公開されることはないから、そのレベルではこの掲示板上の書き込みには匿名性があるといえる。

しかし、これには一定の留保が必要だ。仮にこの書き込みが犯罪捜査の重要なカギになる事を裁判所なりが認めて、しかるべき令状が出れば、プロバイダーや掲示板の管理者から当局に情報が渡されることになるからである。

個人の権利と公共の福祉のトレードオフの観点から、現状に別段の問題があるとはおれには思えない。この現状をどう変えたいのか、この報道からは不明である。もちろん、前出の掲示板の書き込みの例には多くの抜け道がある。日本の当局の力が及ばない(及びにくい)海外のサーバーやプロクシーが絡んでくる場合である。しかし、これらを完全にあるいは50%でも排除するには中華DQN共和国並みの強権的な政策をやらない限り技術的に難しいと思うのだが、日本でまさかそんな事できないだろ。

それからこのニュースでは「匿名性」=悪な印象を受けるんだが、まあ確かに乱用されるケースもあるかもしれないけど、一方で民主主義というのは匿名性によって担保されてる側面がある。投票も匿名だし、匿名で意見を表明できる場っていうのは重要だと思う。それが気軽にできるようになったという点でインターネットの功績は大きい。おれは匿名性の害<<<<<利、だと思う。

「爆弾の作り方」とか自殺サークル云々ていう話もでてるんだが、この辺もよくわからない。先日、山口県で高校生が授業中に教室に爆弾を投げ込んだ。確かにショッキングな事件だけど、たまたま起きた特殊な事件を安直に政策に反映させるべきではない。インターネットは単に知識を与えただけであって、それで実際に爆弾を作って教室で爆発させようと思ったのはこの高校生の精神だ、という事を別にしても、政策ってのはもっとマクロ的・統計的見地で決定されるべき。爆弾の作り方=>悪の温床=>規制、っていう典型的なメディアに踊らされ系愚民的な思考回路で役人が報告書を書いてたんじゃなんだかな。

自殺にしたって、自殺サークルの話はたまに聞くけど、そもそもこの国では年間に交通事故死の三倍の自殺死があるわけで、こっちの統計的レベルの現象を先になんとかしろよ。昔々流行った「パーティーライン」で自殺が減少したって話を聞いたことあるけど、ネット上の匿名のコミュニケーションで自殺を思い留まってるやつだって案外多いかもしれないし。

一方で、話が逸れるけど、国が何かできるとすると、「私は怪しいものではありません」ということをネット上で証明する手段を提供することかな。まあ、民間でもできるかもしれないけど、もしかしたら国がやった方が効率よくできるかもしれないサービスだ。ネットオークション等で大いに使い道がありそうな気がする。

2005年6月15日

ブログ検閲はバックファイアする

マイクロソフトは、同社が最近中国で立ち上げた「MSNスペース」内のブログサービスに自動検閲機能が組み込まれていることを認めた。

マイクロソフト、中国でブログ検閲に協力

「自由」「人権」「民主主義」といった言葉を含む記事を投稿しようとすると「不適切な表現」を削除するよう促すメッセージが表示されリジェクトされる仕組みになっているらしい。

中国の反民主主義・反人権政策に迎合するマイクロソフトを非難する声も聞かれるが、この検閲機能に関して言えば結果的には中国政府の意図に反する効果をもたらすのではないだろうか?というのはこの方法だと検閲が行われていることが利用者にあからさまにわかってしまうから。それに世界の反中国論者に対する格好の燃料投下になってるし。

同様に検閲体制を敷く他国の場合は、検閲で閲覧できなくしたことを利用者に明らかにするが、中国の場合「タイムアウト」「エラー」など技術的問題を装い、それが検閲による規制だとは利用者には分からないようにしてある。(娘通信♪: 中国、情報統制の実態 その1・・金盾プロジェクト

中国政府がネット検閲に対して上記引用のようなスタンダードを維持しようと考えていたとすれば、それに風穴を開けたことになる。(そんなつもりは無かっとは思うが)あっぱれマイクロソフト!と褒めてあげたい^^

それにしても恐ろしいのは検索エンジンとかルーターに仕組まれる隠密性の高い検閲である。ルーター方式の場合は中国のような「巨大な国家LAN」(メディア探究: ネット検閲がもたらす究極の監視社会)を構築してしまわなければならないので、日本を含め民主主義の進んだ国ではほぼ考えられないけれど、検索エンジンの意図的偏向は他人事では無いね。さらに検索サービスとメールやブログ・サービスが組み合わされる例はよくあるけれど、ちょいちょいとプログラミングすれば(すでに何度も言及されてるけど)地球規模の巨大パノプティコンの出来上がりだ。

2005年6月 9日

ゲーム仲間を刺殺したオンライン・ゲーマー、死刑判決を免れる

上海のリアルPKerに判決ですよ(||゚Д゚)

Online gamer gets life for cyber-sabre stabbing [Reuters]

[要約]

上海でオンライン・ゲーム上のアイテムであるサーベルを勝手に売却された事に腹を立ててゲーム仲間を刺殺した男が実質的には終身刑である執行猶予付きの死刑判決を受けた。

Qiu Chengwei(41才)とZhu Caoyuan(26才)は共にオンライン・ゲーム"Legend of Mir 3"をプレイする仲間で、共同して「ドラゴン・サーベル」を手に入れた。しかしZhuはQiuに無断でこのサーベルを7,200元(約94,000円)で売却(RMTだね)した。Qiuは警察に行き被害を訴えたが、ゲーム内アイテムは法律で保護される資産に当たらないと告げられた。ZhuはQiuに金を払うと言ったが、逆上したQiuはZhuの家に押し入り胸部を刺して死に至らしめた。

Qiuの刑期は服役態度次第で15年までに縮められる可能性があるという。殺されたZhuの家族は量刑に不満を訴えている。

中国ではゲーム内の武器や貨幣の盗難を法廷に訴えようとするプレイヤーが増えているという。

「手に入れるのに金や時間のかかるゲーム内の鎧や剣は個人の所有物と考えられるべきである」と北京のRenmin大学のWang Zongyu助教授(法学)は語った。

しかし他の専門家は「ある人の『資産』は他の人にとっては何の意味も無いかもしれない。それはゲーム・プロバイダーによってつくられたデータに過ぎないのだから」と注意を促す。

中国の量刑の感覚はよくわからないんだけど、一般に日本より重いはずだし、「死刑を免れる」みたいな書かれ方からすると「ゲーム内アイテムの盗難(横領?)」ということが酌量されたということになるのだろうか?

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2005年5月30日

フランスでEU憲法批准が国民投票で否決された

ヨーロッパ統合の次のステップであるEU憲法はその発効のために加盟25ヵ国全てにおいて批准される必要がある。すでにオーストリア、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、リトアニア、スロヴァキア、スロヴェニア、スペインの9カ国では批准済みなのだが、この日曜日のフランスの国民投票は世論調査等の結果から否決側が優勢だった。

What 'Non' means [BBC News]

この解説記事では今回の否決によりEUは「かつて無い危機」に直面したとしており、否決の要因を次のように分析している。


  • フランスの現政権に対する不満

  • EU憲法がヨーロッパを経済的に「アングロサクソン的な」方向へ導くのではないかという(主として誤解から来る)不安

  • EUの成長に対する一般的な不安。とりわけ、拡大されたEUにおけるフランスの影響力の低下の認知

  • 将来に起こりうるトルコのEU参加に対する不安

2005年5月17日

「田舎での携帯電話使用はリスクが高い」

Rural mobile phone use 'riskier' [BBC NEWS]

ある研究が示唆するところによると、田舎でのデジタル携帯電話の使用は都会での使用に比べて脳腫瘍を引き起こすリスクが高い。

<略>

スウェーデンの大学病院による研究が紹介されている。この研究では悪性または両性の脳腫瘍と診断された20歳から80歳までの1,400人の成人が調査対象とされ、同じ地域に居住する健康な成人との比較が行われたという。

この研究者たちによると、アナログ携帯電話やコードレス電話の使用からは何の影響も見出せなかったという。

しかしデジタル携帯電話を使用する田舎の居住者においては、同様な都会の居住者の場合に比べて、3倍腫瘍が発生しやすいという。都会のデジタル携帯電話使用者の脳腫瘍発生率は一般のそれと変わらない。

悪性の脳腫瘍に関して言うと田舎の居住者のリスクは8倍に及ぶが、サンプル数は非常に少ないという。

この研究のリーダーであるLennart Hardell教授の見解によると、田舎では都市部に比べて基地局が遠いため携帯電話から発信される電波がより強力であることがリスク増加の原因であるという。アナログ携帯電話はどこで使用しても電波の強度は変わらない。

<略>

Mobile Operators Associationのエグゼクティブ・ディレクターMike Dolanは「この研究はせいぜい憶測を引き起こすものに過ぎない」と語った。

「この研究は、脳腫瘍と携帯電話の使用の間に関連は見られないとするデンマークおよびスウェーデンにおける最近の病理学的研究と一致しない」

<略>

2005年5月 7日

プラザホテル/ニューヨークに関するクリッピング


プラザホテルが一時閉鎖
4/30日 プラザホテル最後の日 (NY)
Fans hope to save New York hotel
Friends of The PLAZA
ニューヨーク ロケ地ガイド プラザホテル

多くの映画のロケに使われ、プラザ合意の舞台としても有名なニューヨークの名門ホテル、プラザホテルが大改装のため一時閉鎖された。新しいオーナーの当初の計画ではホテルとしての営業は完全にストップしてコンドミニアム&ショッピングセンターとして生まれ変わらせる予定だったのだが、歴史ある名門ホテルの存続を訴える反対運動がまき起こり、一部客室も残されることになったようだ。

今回の一件は市場の論理vs歴史的・文化的価値の保護という観点から興味深い。反対派の中には市場経済の寵児であるマイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長も名を連ねていた。

しかし一方で、プラザホテルはニューヨークという都市の高級ホテルとしてはとっくの昔に終わっていた。娯楽映画のロケ地として田舎者相手に「大都会の高級ホテル」を演出するにはうってつけの箱だが、本来高級ホテルがマーケットとする人々に対する訴求力はとうに失っていたのだ。田舎者なおれは数年前にこのホテルに泊まってひどく失望したことがある。すでに高級ホテルとしては経営されていなかった、という印象を受けた。というか、高級かどうか以前に不快な経験をした。後で知人に聞いたところでは以前からこのホテルの評判は地に落ちていたらしい。「変なオーナー企業がひどい経営をしている」、と当時は思ったのだが、考えてみればニューヨークという場所、サイズ、建築としてのスタイルなどから、現代においてこの建物を高級ホテルとして成立させるのは経営的に難しいのだろう。

2005年5月 3日

ヒトラーの看護婦


'Hitler's nurse' breaks silence [BBC NEWS]

ドイツの新聞が伝えるところによると、戦時中のヒトラーの地下壕の生き残りが発見された。

Berliner Zeitung紙は「私はヒトラーの看護婦だった」と題し、第二次世界大戦の最後の日々に関するエルナ・フレーゲル(Erna Flegel、93歳)の談話を伝えている。

談話によるとフレーゲル婦人はヒトラーが自殺した後も地下壕に残り、ソ連軍が到着したときもそこにいたという。

....

Berliner Zeitung紙が伝えるところによると、彼女は1945年に米国の諜報部員の取調べを受けたが、以後60年間この体験については沈黙していた。

しかし今、過去の体験について語ること決意し、「秘密を墓まで持って行きたくない」と新聞に語った。

生々しい体験談が紹介されている。

ヒトラーは疑心暗鬼に陥り、スパイが彼の青酸カプセルをニセの毒とすりかえたのではないかと疑っていた。

「誰かが自分を暗殺しようとしているのではないか」という強迫観念の状態を通り越すと「誰かが自分の自殺を妨害しようとしているのではないか」という驚くべき段階に到達するのだろうか。

他にも、フレーゲル婦人はヨーゼフ・ゲッペルス宣伝相の6人の子供の命を助けようとしたが、ゲッペルス夫人は容赦なく自らの子供たちに毒を飲ませたとか。

そういえば、この夏東京でオリバー・ヒルシュピーゲル監督の映画『ヒトラー ~最後の12日間~』(日本におけるオフィシャルサイト)(ツボヤキ日記)が公開される。「ヒトラーを人間的に描いた」ということで一部で物議をかもしている作品だ。この元看護婦もこの映画に刺激されて出てきたのかも。先日、トロント在住の映画好きのカナダ人の友人が傑作だと絶賛していたのだが、おれも観るのを楽しみにしている。

2005年4月30日

EU憲法に関するクリッピング+アルファ


French push to curb Non campaign

フランスでは5月29日にEU憲法批准の是非を問うreferendum(国民投票)が行われるが、有力新聞、雑誌による最近の世論調査では50%を超える国民が反対票を投じるという結果が出ており、政府は国民に賛成票を投じるよう呼びかけるキャンペーンに力を入れている。ちなみに、EU憲法は発効するために25の構成国全てによって批准される必要があり、もしフランスの国民投票の結果がNONであればヨーロッパ統合の先行きが不透明になる。

国民投票を行うかどうかは各国の任意であり、ドイツでは(EU統合反対派からの)国民投票を行おうという動きが裁判所によって退けられ、議会によって結論が出されることになった。

German bid for EU vote rejected

ドイツではかつて国民投票がナチスによって悪用された歴史から、国民投票が憲法で禁止されているそうだ。


EU(欧州連合)の基礎知識

ところでEU憲法の草案作成の過程で様々な問題が議論されたが、そのなかのひとつに「宗教」がある。

http://www.musashi.jp/persons/dokupubl/kawaraban7.html

ヨーロッパの精神的土壌は「ヘレニズム」と「ヘブライズム」という2つの源流を持つとされるが、EU憲法をめぐる議論のなかでもこの2つの流れの相克を垣間見る事ができて興味深い。

(カトリック教会自体の歴史のなかにも上記二つの流れの緊張や融和を見出すことができるのではないだろうか?仮にカトリック教会が今後保守化路線を取るならば、足元のヨーロッパで浮き上がってしまう結果を招かないだろうか?)

2005年4月28日

お、なんだかジョージ君がらしくないことやってるぞ


Bush seeks to ease US oil needs[BBC NEWS]

ジョージW.ブッシュ大統領は水曜日、米国の(石油など)化石燃料への依存を低減すること目指した5つの部分からなるエネルギー計画を明らかにした。

・・・(略)・・・

アナリストたちはこうしたイニシアチブが米国から発せられた事に驚いたが、同時に米国人にエネルギー消費を削減する事を推奨することによって方程式の需要サイドに手をつける姿勢を大統領がそれほど明確にしなかった事を指摘した。(<-ちょと苦しい訳;;

2005年4月26日

JR西日本の脱線事故


カーブ手前に非常ブレーキ痕 死者73人のJR脱線事故

大惨事の原因は現在調査中だけど、どうやら事故前にこの列車は随分とスピードを出していたらしい。スピードが単独で事故の原因になったのかどうかは今のところ不明だけど、いくつかの複合的な要因の中の重要なひとつであった可能性は高いのではないか。

ここで興味深いのは運転士がなぜそんなにスピードを出していたかだ。スピードを出すことによって遅れを取り戻し、ダイヤ通りの運行をすることに対し、マネジメントから運転士に対して明示的な(あるいは暗黙の)インセンティブが与えられていた可能性は無いだろうか?そもそも適性を欠いた者を列車の運転席に座らせ続けたという可能性も含め、事件の背景にある組織的・構造的要因が追求されるべきだろう。

2005年4月23日

ビッグ・ピクチャー

Taubさんに聞いた「儒教圏」構想

内田氏の紹介するTaub氏の議論はなるほどビッグ・ピクチャーであるし、興味深い。現在の日本でこういうレベルの議論があまり聞かれないっていうのも多分その通りなんでしょう。世の中、ウヨクORサヨクのどちらかのカビの生えた思想パッケージからの発言しか聞こえて来ないもんね。といってもそれが日本人の大勢って訳では必ずしも無いと思うんだけど、どういう訳か上記2つのパッケージだけ未だに過剰にアウトスポークンな感じがする。

ただし儒教圏ってものが本当にリアリスティックであるかどうかは別の話になる。EUを結び付けている「ヨーロッパ的価値」と同じ靭帯の役割を果たして現代・近未来において儒教が果たせるのかは大いに議論の余地があるだろう。Taub氏がどういうバックグラウンドの人かは不明だけど、なんとなくあの辺の地域って事でアイコン的に「儒教」という言葉を出して来てる可能性もあるんじゃないかな。

2005年4月20日

アドビがマクロメディア買収


http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/04/post_e63c.html

・・これでコンテンツ・クリエーション・ツールの分野で競争原理が働かなくなってしまった。当分独占状態が続くのだろうか。次のチャレンジはオープンソース方面から来るだろうとあてずっぽな予想。

新法王


http://kotonoha.main.jp/2005/04/20benedictus.html

原理主義的な一神教は人類文明にとって危険なウィルスであると考えている。このウィルスには沢山の変種があって、現在世界で猛威を振るっている特に危険な変種として「プロテスタント原理主義」「イスラム原理主義」「ユダヤ原理主義」がある。近年この3種に感染した者たちが世界各地、特に中東地域において盛んに殺し合いを行っているのはご存知の通り。もちろん「原理主義」のところが取れれば全然OKなんだが。ウッディ・アレンは大好き。

それで長い年月を経ていい感じにゴッタ煮になってるカソリックというものに対しては好感を抱いて来た。まあ限られた個人的知見からの話だけど、フランスとかイタリアとか西欧のカソリック国を旅するとカソリックというものは既に生活文化のようになっている印象を受ける。日本のお地蔵さんとかに近い感じである。カソリックはいわば毒性の取れたウィルス=ワクチンみたいなものかな~と。ヒューマニズムや博愛主義の立場に力点を置いて行動し発言した先代のヨハネ・パウロ2世もそういう点で好きだった。

ところが新法王ベネディクト16世に関する報道をみるとちょっと不穏なものを感じてしまう。


http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/4463403.stm

この記事を読むと早速「プロテスタント原理主義」の「教皇」ジョージ・ブッシュがエールを送ってるし。好都合な同盟相手と思ったのだろうか。一方で米国内の進歩的カソリック教徒たちは憂慮しているらしい。

2005年4月19日

中国関係 クリッピング 続き


http://www.cnn.co.jp/world/CNN200504180011.html


http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/4459243.stm

2005年4月18日

中国の騒乱についてクリッピング


http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20050418/050418042519.gi6bsb4g.html?C=S

2005年04月18日(月)

日中関係は国交正常化以来最悪に=日本に責任―中国次官

(時事通信)

【北京18日】中国の武大偉外務次官(写真)は18日記者会見し、日中関係は1972年の国交再開以来最悪になったと述べ、その責任は日本政府にあると強調した。武次官は、現在、中国と日本の間には深刻な相違があると語った。武次官は、そうなったのは日本政府が歴史問題、すなわち日本軍国主義の中国侵略の歴史を正しく取り扱えないからだと批判した。

中国は3週末続けて大都市で反日デモが行われるのを容認した。17日に町村信孝外相が北京を訪問し、デモ隊の暴力とそれによる損害に対し、謝罪と補償を要求したが、李肇星外相は拒否した。

武次官は、もし誰かが謝罪すべきだとすれば、まず日本が謝罪すべきだと述べた。

町村外相は18日、中国当局者たちと2日目の話し合いに入った。双方は、関係を前進させるために相手側が具体的措置を取るよう、それぞれ主張している。

中国は日本の歴史教科書検定に憤慨するとともに、日本が国連安全保障理事会常任理事国入りを目指していることに反対している。〔AFP=時事〕


歴史教科書問題etc.についてはいろんな議論があると思われるが、国内の治安維持を放棄して日本に対する脅迫の材料に使っている中国政府の態度は筋が通らない。


http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/4455315.stm

こちらのBBCのサイトは、

Correspondents say the scale of the disturbances is unusual for China, and indicates tacit official support for the protesters.

と「政府による暗黙のサポート」について触れている。

一方、同じBBCのサイトには16日付けで、今回の騒乱の主要な原因のひとつである歴史問題を取り上げるレポートもアップされている:

http://news.bbc.co.uk/1/hi/programmes/from_our_own_correspondent/4449005.stm

このレポートでは靖国神社戦史博物館における展示が戦史の暗部を隠蔽するものであるとし、また戦時中南京にいた日本軍兵士の証言を引用して、多数の中国人女性が日本軍によって強姦され殺さた事件に触れている。また、レポートの最後は「アジアのナンバー・ワン」をめぐる二大国のせめぎ合いは「クラッシュのリスク」をはらんでいるとして締めくくられている。

戦時中の中国における日本軍による残虐行為について、その存在自体を否定しようとする勢力があることをおれは知っている(そもそも事の発端な訳だが)。この問題についておれ自身はこれといった立場を表明しない・・・というかわからないというのが正直なところだ。ひとつ間違い無いのは中国政府が民衆に心情的に訴えやすいこの歴史問題を利用して海底ガス田開発や台湾といった今日の問題についての日本政府とのやりとりを有利に進めようとしていることだ。

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