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戦争映画って?

戦争映画、歴代ベスト7


 そこで、私なりの「戦争映画ベスト10」を作ってみることにした。最初の7つはすんなりと浮かんだのだが、残りの3つにふさわしいものが思いつかない。そこで、無理にベスト10にすることもなかろうと、そのまま発表(公開順)。どれも思いっきりオススメである。

* 地獄の黙示録 (1979)
* シンドラーのリスト (1993)
* ブレイブハート (1995)
* ライフ・イズ・ビューティフル (1997)
* 戦場のピアニスト (2002)
* ホテル・ルワンダ (2004)
* 硫黄島からの手紙 (2006)


(未見なので、なんともいいいようのない『ホテル・ルワンダ』を除いて)いずれもある水準以上の良い映画であることに異論はないのだが、「戦争映画ベスト〜」と言われると微妙にひっかかるところのあるリストである。というのは、このなかに「これは戦争映画?」という作品が含まれてるから。

○○映画というジャンル分け行為そのものが映画に対するある種の認識あるいはある種の態度を前提としているという話はとりあえず脇に置いておくとして、また「戦争映画」というジャンルについて万人の認める明確な定義というものはたぶん存在しないだろうとも思いつつ、自分的には戦争映画といいうものは「近現代の戦争(=国家ぐるみの戦闘)を主たる題材とした映画」と定義付けられるのではないかと考えている。「国家ぐるみの戦闘」というからにはやくざ組織間の抗争を題材とした映画は、いくらドンパチやろうが「戦争映画」とは呼ばない。また、近代より前の時代を舞台とした映画は「戦争映画」ではなく、「歴史を題材とした映画」または「歴史映画」と呼ぶべきではないだろうか?というのは、そのくらい時代を遡ると、戦争というものに対する人々の認識や生活の中での位置づけが現代と大きくかけ離れているだろうから。上記引用のリスト中にある『ブレイブハート』には大がかりな合戦のシーンがでてくるが、これを戦争映画として観たことはない。『キングダム・オブ・ヘブン』も戦争映画ではない。『ロード・オブ・ザ・リング』が戦争映画ではなくてファンタジー映画であるのも同様である。

背景として戦争やその時代が用いられてはいるが、戦争そのものが主たる主題とはなっていない映画も「戦争映画」とは呼びにくいのではないだろうか?この基準からいくと『シンドラーのリスト』や『ライフ・イズ・ビューティフル』はかなり微妙になってくる。特に『ライフ・イズ・ビューティフル』の前半分は戦争前のエピソードである。私の大好きな『イングリッシュ・ペイシェント』も戦争中のエピソードが過半を占めると思うが、戦争映画ではないだろう。

ちょっとググってみたらYahoo!知恵袋で面白いQ&Aを発見したのだけど、ヒロクさんが「これはどうなんだ?」として挙げている『戦場のピアニスト』『戦場のメリークリスマス』『ジャスティス』『ロング・エンゲージメント』
はいずれも私基準では戦争映画ではない。(forestsaregreenさん回答は映画のジャンル別けについて鋭い指摘を含んでいるのだけど)

ということで、Nakajimaさんのベスト7は「オススメ映画リスト」としては、Nakajimaさんの人柄もうかがえ、良いリストだと思うのだが、この中で「戦争映画」といえるのは、

* 地獄の黙示録 (1979)
* 硫黄島からの手紙 (2006)

この2つだけではないだろうか?(あ、繰返しますが『ルワンダ』は未見のため判断つきません)

・・と、ここまで書いたついでに、私家版オススメ戦争映画リストを・・・作ろうと思ったのだが、数揃えるのはやはりなかなか容易ではありません。しかし、『硫黄島からの手紙』は絶対に含めるべき名作だと思う。他に思いつくものとしては『ブラックホーク・ダウン』。それから戦争映画と言えばこれは外せない『史上最大の作戦』、『プライベート・ライアン』・・・

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