« 2005年4月 | メイン | 2005年6月 »

2005年5月30日

フランスでEU憲法批准が国民投票で否決された

ヨーロッパ統合の次のステップであるEU憲法はその発効のために加盟25ヵ国全てにおいて批准される必要がある。すでにオーストリア、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、リトアニア、スロヴァキア、スロヴェニア、スペインの9カ国では批准済みなのだが、この日曜日のフランスの国民投票は世論調査等の結果から否決側が優勢だった。

What 'Non' means [BBC News]

この解説記事では今回の否決によりEUは「かつて無い危機」に直面したとしており、否決の要因を次のように分析している。


  • フランスの現政権に対する不満

  • EU憲法がヨーロッパを経済的に「アングロサクソン的な」方向へ導くのではないかという(主として誤解から来る)不安

  • EUの成長に対する一般的な不安。とりわけ、拡大されたEUにおけるフランスの影響力の低下の認知

  • 将来に起こりうるトルコのEU参加に対する不安

2005年5月29日

トーク・セッション「セックス・リアリティ」

本をあさりに池袋のジュンク堂までてくてく。たまたま「セックス・リアリティ」というトーク・セッションが店内のカフェで開催される事を張り紙で知って聞きに行く。

出演者はチラシに載ってた伏見憲明と斉藤綾子の他に井上メイミーを加えて3人だった。ちなみに3人とも名前も知らなかった。

ちらしに載ってなかった井上メイミーさんはレズビアン向け雑誌Carmillaの編集者だ。同雑誌には斉藤さんも参加している。

会場はほぼ満席。ゲイ♂、バイ♀、レズ♀の3人のあけすけトークはとても可笑しくて会場はしばしば笑いの渦に飲み込まれた。おれはヘテロで、いままでゲイやレズビアンの人の話を直に聞く機会はほとんど無かったんで興味深かったな。ジュンク堂という場所、このあたりまえさ、率直さ・・・いい感じだ。

2005年5月27日

MONTEBELLOに関する備忘録

MONTEBELLO
ラム酒
カリブ海の仏領Guadeloupe島

http://www.rum.cz/galery/cam/gp/montebello/
http://www5a.biglobe.ne.jp/~rhum/guadeloupe.htm
http://www.guadeloupe-fr.com/actatg/-2158/
http://www.1er-guadeloupe-location.com/

2005年5月24日

『クローサー』(その2、ネタバレまくり)

Closer_conp.jpg昨日に続いて、映画『クローサー』を観た感想。この映画は密度が高くて語るネタ満載である。映画館で一回観ただけなんで正直未消化な部分もあるんだけど。適当に思いついたことを書こう。

ナタリー・ポートマン演ずるアメリカ人の少女(歳若い女って意味で)がロンドンにやってきて、たまたまその場に居合わせた作家志望の新聞記者ダン(ジュード・ロウ)の目の前で交通事故に遭い、ダンは病院まで同行する(幸い少女の怪我は軽傷で済む)。少女はダンにアリスと名乗り、2人はいっしょに暮らし始める・・・これが物語の発端部分である。一方、物語の結末において少女はダンに別れを告げ、一人でニューヨークに戻る。空港のイミグレーションで少女のパスポートが画面上に曝され、少女の本名がジェーンであることが明かされる。ニューヨークの街を歩く少女を映しながら映画は幕を閉じる。

後のキャラクターはどちらかというとありがちな人物であるのに対して、アリス(と以後便宜的に呼ぶ)は4人のキャラクターの中でやや超越的な性格を与えられているようだ。他の3人の登場人物が教育水準の高さを伺わせ、一般的に言って社会的地位の高い職業に就いているのに対して、アリスの職業はストリッパーである。しかし、アンナの写真展で鋭い批評を展開するあたり、非凡な知性・感性の持ち主として描かれている。ダンにアンナとの関係を告げられ、ダンの部屋を飛び出したアリスがストリッパーとして働いていたクラブに、アンナに別れを告げられて半ば自暴自棄のラリーが偶然訪れる。2人の個室でのシーンはこの映画の中の圧巻のひとつである。ラリーに繰返し本名を問われてアリスは「ジェーン」と答え続けるが、ラリーは信じない(これは伏線となる)。ラリーに関係を迫られたアリスは「売春婦ではないから金で体は売らない」と確固たる行動の基準(「倫理」と呼んでもいいかもしれないけど)を表明する。(一方、すぐ後のシーンでラリーから離婚届へのサインと引き換えにセックスを要求されたアンナがこの「売春行為」を承諾するのは対照的だ。)

昨日の記事でこの映画の骨格をダンとラリーの対決と書いたけれど、もう少し引きでみるならば、非凡な能力を持った風来坊がふらりと町に現れて事件を起こしたり解決したりして、最後にはまたふらりと町を去って行くという、シェーン(goo映画)、用心棒(goo映画)、座頭市(goo映画)など時代劇や西部劇によくみられる物語構造が部分的にせよ借用されているということができるだろう。ナタリー・ポートマン演ずるアリスがこの非凡な風来坊の役割を果たしているのはいうまでもない。もちろんアリスはダンとの関係の中で傷つくもろい存在であって、その点では前出の時代劇・西部劇の主人公のようなスーパーマンとは違うのだが。しかし、映画の最後近くのところで、少し前までセックスを求めていたアリスが一転ダンに別れを告げるシーンではなにやら高いところから審判が下されているような印象を受けた。

クローサーところで、映画の中にアーティストを登場させるのは難しい。大抵は彼/彼女の作品を画面に登場させる必要があるから。『クローサー』の4人のキャラクターの一人はジュリア・ロバーツ演ずるアンナというフォトグラファーな訳だが、彼女のスタジオや個展の会場のシーンで画面に現れる作品の微妙さの塩梅は実に見事だ。その偽古典的ともいうべき作品群を見ると「そこそこ成功しているが実はどうってことないよくいるフォトグラファー」という設定がよく納得できる。

映画の中のアンナの行動はつねに受身である。ネカマに成りすましたダンの仕組んだ悪戯に引っかかったラリーはたまたま水族館にいたアンナをエロ・チャットの相手と思い込んで声を掛け、いきなり卑猥な言葉を投げかける。アンナは当惑はするのだが、拒絶はせず、その出会いがきっかけでラリーとつきあい始める。このシークェンスは解釈に困った。アンナは性的に開放された現代の女性像を顕現しているのか?それとも彼女は並外れて寛容なのか?

アンナはラリーと付き合いながら、個展のときからダンとも関係を持つようになる。やがてその二股状態のままダンと結婚する。やがて、ラリーにダンとの関係を告白し、離婚を求める。離婚を求めたのはダンの希望だったのではないだろうか?アンナとしては二股状態は全く構わないし、実は好ましい状態であったのかも知れない。ラリーと別居状態になった後、ラリーから離婚届けにサインする代わりにセックスを求められ、これに応じる。その事を知ったダンはアンナを激しくなじり、結局アンナはラリーのところに戻っていく。アンナはこのように求められるがまま2人の男の間を行き来する。アンナにとって男は自分の性欲を満たすための存在に過ぎないのかもしれない。

それにひきかえ、『クローサー』の中の男たちは一件単純なセクシュアリティを持っているように見えながら、そのセクシュアリティは社会的な権力欲と深く結びついている。

(またまた続き書きます。たぶん・・・)


すでに発売済みの米国版DVDを発注した。これが届くまでとりあえずこの映画のネタは封印。

2005年5月23日

『クローサー』

クローサー品川プリンスシネマで映画『クローサー』(2004年、マイク・ニコルス監督)(日本公式サイト)(goo映画)を観てきた。ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライブ・オーウェンという豪華キャストで話題の映画だ。

最初に結論をいってしまうと、この映画は非常に稀な傑作であると言っていいだろう。一般的には恋愛映画というジャンルに分類されることになると思うが、映画館でひと時の甘いロマンスに浸るといった類の映画ではない。『クローサー』のストーリーは要所要所に配置されたあり得ない偶然にドライブされて進んでいくので、そうした意味では寓話的といえるが、対照的に個々のシーンの描写においては辛口のリアリズムが貫徹されている。冒頭から最後まで心理的テンションに満ちており、何らのアクション・シーンがあるわけでも無いのに、冴えた台詞と演出によってとてもスリリングな映画になっている。スティーブン・ゴールドブラットによる微妙な被写界深度を駆使したシネマトグラフィーも巧みに観客をスクリーンに引き込む。

売れない作家のダン(ジュード・ロウ)と皮膚科医ラリー(クライブ・オーウェン)の男2人はそれぞれタイプは異なるものの、恋愛やセックスに関して非常に赤裸に描かれており、同じ男としては身につまされる場面がいくつもある。男のいやらしさ、情けなさ全開。実際女性と観に行ったらある意味怖い映画であり、映画館を出た後の会話でドギマギしてしまうかもしれない。ダンとラリーの「対決」がストーリー上の骨子か。

一方、フォトグラファーのアンナ(ジュリア・ロバーツ(*))とストリッパーのアリス(ナタリー・ポートマン)は現代的で自分のセクシュアリティに対して直視的で自覚的な女性として描かれてはいるが、リアリズムの度合いはやや低いか(まあおれは男性なので客観的に見れないのは否めないが)。表現は難しいけれど、この女2人はやや抽象化され物語の中で象徴的な役割を担っているように思える。映画の発端と締めくくりの鍵はアリスなんだけど。

(また明日にでもネタバレ含めてつづき書きます)


*) ツボヤキ日記の記事によると当初はケイト・ブランシェットの起用が予定されていたそうだ。彼女のファンなので個人的にはそっちの方を観てみたかったかも。特にジュード・ロウとの共演がみれていたかと思うと残念。おれは『ガタカ』 (goo映画)以来のジュード・ロウのファンでもあるんで。

モナコ・グランプリ

友人の発案で昨夜はホブゴブリン六本木店でF1モナコ・グランプリのライブ中継を見ながらビールを飲んで過ごした。となりのテーブルのフィンランド人グループがにぎやかだった。ライコネン優勝で盛り上がってたな~

2005年5月21日

伝説の人物

日本のアルファギークといったら誰ですか

一番目の回答で話題になってる「ぺんぎんエディタの開発者」だけど、ぺんぎんCの人と同一人物だったら学生時代にバイト先で会ったことあるよ。名前は忘れてしまった^^ 確かその当時、京都大学医学部在学中だったか卒業したばかりだかそんな感じだったと思う。ついでにそのバイト先でREDを書いた人にも会ったっけ。

2005年5月20日

ビゴレ

過去記事「EBTG」にも登場してる近所の行き着けのバーだが、マスターの名前から沢村バーと勝手に呼んでたんだけど、「ビゴレ」という名前だということを最近になって知った。「ビゴレ 目白」でググると、ブログ記事にいくつかヒットしたのでとりあえず挨拶TB。

お気に入りのバー

一番好きなカクテル 〔ブラッディ・メアリー/ブラッディ・シーザー〕

ここで飲む酒はうまい。ただ液体をグラスに注ぐという単純な行為の中に何かマジックがあるらしい。とても良好な客層をキープするのもマジックか。

昨夜も青山で友達と焼肉を食べた後、帰りがけに寄った。飲み易いので普段はあまり飲まないGUINNESSを何杯も飲んだんだけど、今朝起きたら軽い二日酔いだった。カウンターに設置してある物体をGUINNESSのサーバー(いわゆるタップ)だと思い込んでたら実は超音波を使った一種の泡だて器だということ昨夜知った。

2005年5月17日

「田舎での携帯電話使用はリスクが高い」

Rural mobile phone use 'riskier' [BBC NEWS]

ある研究が示唆するところによると、田舎でのデジタル携帯電話の使用は都会での使用に比べて脳腫瘍を引き起こすリスクが高い。

<略>

スウェーデンの大学病院による研究が紹介されている。この研究では悪性または両性の脳腫瘍と診断された20歳から80歳までの1,400人の成人が調査対象とされ、同じ地域に居住する健康な成人との比較が行われたという。

この研究者たちによると、アナログ携帯電話やコードレス電話の使用からは何の影響も見出せなかったという。

しかしデジタル携帯電話を使用する田舎の居住者においては、同様な都会の居住者の場合に比べて、3倍腫瘍が発生しやすいという。都会のデジタル携帯電話使用者の脳腫瘍発生率は一般のそれと変わらない。

悪性の脳腫瘍に関して言うと田舎の居住者のリスクは8倍に及ぶが、サンプル数は非常に少ないという。

この研究のリーダーであるLennart Hardell教授の見解によると、田舎では都市部に比べて基地局が遠いため携帯電話から発信される電波がより強力であることがリスク増加の原因であるという。アナログ携帯電話はどこで使用しても電波の強度は変わらない。

<略>

Mobile Operators Associationのエグゼクティブ・ディレクターMike Dolanは「この研究はせいぜい憶測を引き起こすものに過ぎない」と語った。

「この研究は、脳腫瘍と携帯電話の使用の間に関連は見られないとするデンマークおよびスウェーデンにおける最近の病理学的研究と一致しない」

<略>

2005年5月16日

チチョリーナさん

※この記事のリンク先には性的に露骨なコンテンツが含まれています。このことを了承する成人のみリンクをクリックして下さい。

今日気が付いたトリビア。

『エーゲ海に捧ぐ』(goo映画)でお馬さんごっこをしてたのはチチョリーナさんだったのか(参照:*)!正直、知りませんでした・・・

チチョリーナさんといえば、後に国会議員になったり、現代美術におけるスーパースター、ジェフ・クーンズ(参照)と結婚したり離婚したりして話題の多い人でした^^ でもおれの頭の中では『エーゲ海・・・』とはつながってなかったんだよね。もう一度観返してみたいんだけど、現在ソフトは発売されていない模様。


*) 普通の映画紹介サイトかと思いきや、そっち系の趣味サイトでした(*^^

2005年5月15日

狙い撃ちされてる気がする

栗山千明ファンとしましては・・・
http://www.morinagamilk.co.jp/product/cm/aloe/body_01.htm

Variations on a Silence - リサイクル工場の現代芸術

昨日見に行った展示↓

(公式サイト)

(アート遊覧の紹介記事)


東京湾の人工島に建造された新しいリサイクル工場で行われている操業開始前の期間限定イベントである。場所がちょっとわかりにくかったけど、着いてみるととてもかっこいい工場だった。

リサイクル工場といえば、一年ちょい前のことになるけど、富士フィルムの写ルンですリサイクル工場を見学に行ったことがある。無数の使用済み写ルンですのパーツをキューブ状に固めた物体に美的衝撃を受けた記憶がある。たぶん富士フィルムの広報の方にはそんな意図は無かったんだろうけど。

リサイクルということに対する人類文明の依存度がこれからますます高まっていくであろう事に思いを馳せると、これが多くのアーティストにインスピレーションを与えて行くであろうことは明らかである。で、今回のイベントではリサイクルということが全面的にテーマとして打ち出されている。イベント・タイトルもそうなんだけど「音」にこだわりのある展示も多い。展示場所、テーマ、企業とアート、etc...現代美術のありかたとして規範的イベントと言えるんじゃないだろうか。

たまたまだけどこの日は710.beppoによる鉄板バイブレーションをやってた。鉄板の上でポップコーンの気分になれるので一度体験おすすめ。次回は5月29日にやるらしい。

2005年5月14日

アレ系とじゅっぱひとからげにしてしまう

「機会の平等さえあればいいじゃない」 的な話

資本主義っていうか市場原理至上主義
プロレタリア独裁マンセー共産主義
おれ正義プロテスタンティズム
科学至上主義っていうか理性至上主義

この辺は皆根っこでつながってるような気がするんだが。
通底器

ちょっとお出かけ前のTB撃ち逃げ

photo (アンコナ/イタリア)


Ancona/Italy

2005年5月13日

人類学、オラン・アスリー族


Geneticists Link Modern Humans to Single Band Out of Africa [NY Times]

上のNYTの記事によると、遺伝学者のチームがマレーシアのオラン・アスリー族のDNAを分析することによって人類の起源の謎の解明を前進させたそうだ。現在の人類の祖先はアフリカから移住してきて世界に広まったというのが定説だけど、オラン・アスリー族というのは東南アジア地域に到達したアフリカからの移民の直系の子孫と考えられているのだそうだ。

このアフリカからの移民は65,000~50,000年前(NYTの記事にある通り、正確な時期については議論があるそうだ)に起こったとされるが、当時は氷河期だったためヨーロッパは寒冷過ぎて居住に適さず、彼/彼女らは海沿いに中東->インド->東南アジア->オセアニアと移動していったそうだ。

最初アジアに広まったこの移民たちの子孫が後にヨーロッパに移り住んだのか、あるいは後にアフリカを出発した別系統の移民がヨーロッパに移り住んだのかについては議論があったらしいのだが、今回の研究によると前者が正しいらしい。つまり、アフリカの外の人類は全て65,000~50,000年前にアフリカから旅立った百~数百組の人々の子孫ということになるそうだ。

どうして現生人類のアフリカからの移民が一波で終わってしまったのかはNYTの記事で2つ説が紹介されてるけど、謎らしい。それから一波というのはあくまで「現生人類の祖先としての移民」てことで、北京原人とかジャワ原人とかネアンデルタール人とかは我々の祖先の移民グループよりも遥か昔にアフリカを出発した別の移民グループの子孫ということになる。

ネアンデルタール人は30,000年くらい前に絶滅したとされてるけど、かなり高度な文化を持っていたらしい。ネアンデルタール人は「ジーンズにTシャツを着て現代のニュー・ヨークを歩いてても誰も気が付かないだろう」と言われる。後からヨーロッパにやって来た原生人類としばらく同じ地域で暮らしていた訳だけど、ヒトによく似てるけどヒトじゃない生き物が近所に住んでるってのは、いったいどういう状況なんだろう、とか考えるのはなかなかロマンである。ちなみに交配はできなかったとする研究結果が最近出てた。

で突然話は変わるけど、オラン・アスリー族っていうのは初めて聞いたのでググってみたらこんな面白いサイトが出てきた。

世界民族博覧会 - World Ethnic Exhibition

日本のところが笑えるんですけど^^

2005年5月11日

今日届いたCD

Amazonのアソシエイト・プログラムに登録したのでちょいと実験・・・

Amplified Heart / Everything But The Girl
Waiting for the Siren's Call / New Order
話題の日本語歌詞を聞くために日本盤を買おうと思っていたのだが、酷評されてるのを見て輸入盤を買った。へたくそボーカルは健在だけど、往時にからするとずいぶんアコースティック色が強い。曲によっては80年代のエコー&ザ・バニーメンを思い起こさせる。

偶然vs必然

宝くじは買わない

基本的に書いてあることは正論。宝くじなんて仮に発行分全部買い占めたら大損して終わりだもんね。うらないやげんかつぎがこうじて平安時代みたいに「今日は縁起が悪いから東の方へは行けない」とかなるのも困るね(今時そんなやついねーか)。まあしかし罪の無い「うらない」「げんかつぎ」「おまじない」にやたら目くじら立てるのもそれはそれでちょっと違うという気がするんだが。それってまさに原理主義的一神教の始まりです(笑

それにしても偶然vs必然というのは掘り下げていくとおもしろいテーマだと思う。進化論とかもからんで来そうだ。

2005年5月10日

バージョンアップ

今、SuSE Linux 9.2を使ってるんだけど、先日SuSE Linux Professional 9.3が発売されて当然ながら気になってる。9.3にバージョンアップするかどうか迷うところだ。いろいろ調べていたら、ひとつ引っかかったのがMySQLのバージョンだ。現在MySQL4.0.21を使ってるんだけど、OSをSuSE Linux 9.3に上げるとMySQLは4.1台になる。で、これがなかなかクセモノらしい。文字コード周りでトラブルが起こりがちらしい。新たに便利な関数が多数実装されてるみたいなんだけどね。

4.1以上の壁

Movable Type + MySQL 4.1 を組み合わせると日本語が文字化けする不具合/障害の解決方法

ということで、もう少し調べよう。

EverQuest II βテスターになってしまいました

前々からちょい気になってたEverQuest II (EQ2)の日本公式サイトに久々に行ってみたら「βテスター二次募集開始!」とあった。何気なく応募してみたら、即座にメールが来て「当選のご案内」とある。ほほぉ~、そういうことかい・・・これもう(事実上)オープンβなんかい。知りませんでした(笑

それでエルダイトのキャラクターを作成して少しだけプレイしてみた。最初は洋上の船の上で、次に「難民の島」と呼ばれる初心者訓練場でチュートリアル的クエストが続く。今のところOFFゲーとほとんど変わらない感じだ。

2005年5月 7日

プラザホテル/ニューヨークに関するクリッピング


プラザホテルが一時閉鎖
4/30日 プラザホテル最後の日 (NY)
Fans hope to save New York hotel
Friends of The PLAZA
ニューヨーク ロケ地ガイド プラザホテル

多くの映画のロケに使われ、プラザ合意の舞台としても有名なニューヨークの名門ホテル、プラザホテルが大改装のため一時閉鎖された。新しいオーナーの当初の計画ではホテルとしての営業は完全にストップしてコンドミニアム&ショッピングセンターとして生まれ変わらせる予定だったのだが、歴史ある名門ホテルの存続を訴える反対運動がまき起こり、一部客室も残されることになったようだ。

今回の一件は市場の論理vs歴史的・文化的価値の保護という観点から興味深い。反対派の中には市場経済の寵児であるマイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長も名を連ねていた。

しかし一方で、プラザホテルはニューヨークという都市の高級ホテルとしてはとっくの昔に終わっていた。娯楽映画のロケ地として田舎者相手に「大都会の高級ホテル」を演出するにはうってつけの箱だが、本来高級ホテルがマーケットとする人々に対する訴求力はとうに失っていたのだ。田舎者なおれは数年前にこのホテルに泊まってひどく失望したことがある。すでに高級ホテルとしては経営されていなかった、という印象を受けた。というか、高級かどうか以前に不快な経験をした。後で知人に聞いたところでは以前からこのホテルの評判は地に落ちていたらしい。「変なオーナー企業がひどい経営をしている」、と当時は思ったのだが、考えてみればニューヨークという場所、サイズ、建築としてのスタイルなどから、現代においてこの建物を高級ホテルとして成立させるのは経営的に難しいのだろう。

2005年5月 5日

photo (トラム駅/プラハ/チェコ共和国)


A Tram Station/Prague/Czech Republic

2005年5月 4日

『真夜中の弥次さん喜多さん』(ネタバレあり)

yajikita昨日、宮藤官九郎監督の映画『真夜中の弥次さん喜多さん』(公式サイト)を観て来た。

人気脚本家宮藤官九郎の初監督長編映画作品ということだ。ちなみに、宮藤の名前は以前から知っていたのだが、意識して関連作品を追いかけたことは無い。『GO』(goo映画)と『69 sixty nine』(goo映画)は観たことがあって、どちらの映画も自分的には高評価なんだが、宮藤が脚本を担当していたということはいまさらながら今回調べて初めて気がついた。『池袋ウェストゲートパーク』は原作シリーズを何篇か読んで結構ハマったので同名の伝説的傑作TVドラマ(やはり宮藤官九郎が脚本を担当)を観たいと前々から思っているのが未だ観ずじまいだ。なお、宮藤には俳優としての顔もあるが、出演作品は観たこと無い。

映画『真夜中の弥次さん喜多さん』は同名のしりあがり寿(公式サイト)の漫画を原作としている訳だが、この原作を含めて同氏の作品には特になじみは無い。しりあがりの画風は雑誌その他で昔から何度も見て知っているけれど。

さて、映画『真夜中の弥次さん喜多さん』だが、ともかくシュールな映画である。おれの乏しい映画体験の中でいうと、これ級にシュールな映画は『気違いピエロ』とか『去年、マリエンバードで』とか『書を捨てよ町へ出よう』くらいしか知らない(これ全部「ヌーベルバーグ系」ってことにしちゃっていいのかな?)。しかし決してスノッブでは無い(ただし「髭の花魁」とかしりあがり寿の漫画を知らないと十分に楽しめないネタがあることを友達に聞いた)ベタベタなジャパニーズ・スラップスティックなギャグが全編に散りばめられており、映画館はしばしば笑いの渦に飲み込まれる。『GO』とか『69 sixty nine』にもハチャメチャな疾走感があったが、あれは宮藤の脚本の持ち味だったのか、同氏が監督・脚本をつとめる本作はタガ外れまくり全開ベタ踏みで疾走しまくる。

お伊勢参りを思い立った弥次さん喜多さんの2人が江戸を出発し旅に出るという物語の発端は下敷きになっている『東海道中膝栗毛』と同じである。しかしこの映画の弥次さん喜多さんはゲイで恋人同士である。薬物依存症であり、借金まみれで、「江戸はペラペラ」「おれはリアルがわからない」とつぶやく喜多さんを見かねていた弥次さんはある日「お伊勢様にはリアルがある」というチラシ(しりあがり寿のイラスト入り!)を目にして二人で旅に出ることを思い立つ、という経緯は『東海道中膝栗毛』より大分深刻な話である。はるか遠隔地にあるとされる救済を求めての旅というのがこの映画の物語的骨格・・・かと思いきや、2人はいきなりバイクに跨って江戸を出発し、東名自動車道を飛ばしてたちまちお伊勢様も目前の場所まで到達してしまう。しかしスクーターに跨った「おかっぴき」に捕まり、「江戸時代なんだから歩け」と江戸に引き戻される。そして2人は性懲りも無く今度は電車に乗って出発するが、再び江戸に連れ戻され、ようやく徒歩で江戸を出発する・・・という部分で物語の骨格はバラバラに砕かれ、全てネタ世界であることを認識させられる。

さらに映画の半ばでは、弥次さんは実は禁断症状で錯乱した喜多さんによって途中で殺されていたのだが喜多さんは弥次さんと旅を続けているつもりだった、という一種の夢オチというか幻想オチ(中盤でオチというのもヘンだけど)が待ち構えている。

その後、映画館で『真夜中の弥次さん喜多さん』を観る喜多さん、賽の河原の弥次さん、森の中の不思議なバーで「死せる恋人のためのカクテル」を飲む喜多さん、喜多さんの夢としての弥次さん、眠った喜多さんと主体を持った夢としての弥次さん、自殺した弥次さんの妻お初などが目まぐるしく登場する。

あるシーンでは弥次さん喜多さんは現代の新宿にワープする。弥次さんは「あれがお伊勢様だ」と伊勢丹の看板を指差し、喜多さんは訝りながらもついて行く(そして通行人はエキストラじゃなく、皆2人の方に振り返るのだ!)。2人が伊勢丹の屋上に来ると「リアル」とは似ても似つかぬハリボテの鳥居や記念写真撮影用に顔のところが穴になったハリボテ人形などが並んでいる。「どうだお伊勢様は素晴らしいだろう」と得意げな弥次さんに喜多さんは「お前本物の弥次さんじゃ無いだろう!」と叫ぶ。ハリボテはばたばたと倒れる。

この映画の「王の宿」以降の部分は空中分解しそうに錐揉みしながら巧みにひとつの作品として飛翔し続ける。本作は「好き嫌いがわかれる」と言われるが、このあたり振り落とされずについて行けるかにかかっているだろう。上記のシーンとか、そもそも旅の発端とか、実は布に描かれた絵の富士山、その他映画中に散りばめられた諸々は、この映画の根底のテーマが「リアル」・・・あるいはバーチャルリアリティ化が極度に進行してリアル感を喪失した現代というある意味薬物中毒的時代・・・であることを示唆する。そういえば現代における「旅」というのはバーチャルリアリティ化を最も象徴するモチーフかもしれない。救済はお伊勢様なんかには無くて・・・というか伊勢丹の屋上が結局お伊勢様なんでしょう。そんなもん、てことでしょう。そしてダリが描いたかのような象に乗った弥次さん喜多さんが行進するラストシーンで、「愛」「許し」そして「笑い」による救済を提示して映画は終わる。

2005年5月 3日

ヒトラーの看護婦


'Hitler's nurse' breaks silence [BBC NEWS]

ドイツの新聞が伝えるところによると、戦時中のヒトラーの地下壕の生き残りが発見された。

Berliner Zeitung紙は「私はヒトラーの看護婦だった」と題し、第二次世界大戦の最後の日々に関するエルナ・フレーゲル(Erna Flegel、93歳)の談話を伝えている。

談話によるとフレーゲル婦人はヒトラーが自殺した後も地下壕に残り、ソ連軍が到着したときもそこにいたという。

....

Berliner Zeitung紙が伝えるところによると、彼女は1945年に米国の諜報部員の取調べを受けたが、以後60年間この体験については沈黙していた。

しかし今、過去の体験について語ること決意し、「秘密を墓まで持って行きたくない」と新聞に語った。

生々しい体験談が紹介されている。

ヒトラーは疑心暗鬼に陥り、スパイが彼の青酸カプセルをニセの毒とすりかえたのではないかと疑っていた。

「誰かが自分を暗殺しようとしているのではないか」という強迫観念の状態を通り越すと「誰かが自分の自殺を妨害しようとしているのではないか」という驚くべき段階に到達するのだろうか。

他にも、フレーゲル婦人はヨーゼフ・ゲッペルス宣伝相の6人の子供の命を助けようとしたが、ゲッペルス夫人は容赦なく自らの子供たちに毒を飲ませたとか。

そういえば、この夏東京でオリバー・ヒルシュピーゲル監督の映画『ヒトラー ~最後の12日間~』(日本におけるオフィシャルサイト)(ツボヤキ日記)が公開される。「ヒトラーを人間的に描いた」ということで一部で物議をかもしている作品だ。この元看護婦もこの映画に刺激されて出てきたのかも。先日、トロント在住の映画好きのカナダ人の友人が傑作だと絶賛していたのだが、おれも観るのを楽しみにしている。

2005年5月 2日

photo (ザクセン/ドイツ)


Saxony/Germany

2005年5月 1日

昨夜は友達と西新宿のシンドバッドでレバノン料理を食べた。友達にとってもおれにとっても初めての店だった。アイランドの地下飲食店街の一角にスパイス・ロードっていうエスニック系レストラン・コンプレックスみたいなのがあって、その一角だったのだが、この店構えはちょっと意外。となりのインドネシアン・レストランでは結婚式の二次会をやっててとても騒がしかったのはマイナス。レバノン料理はオリーブ・オイルを多用して地中海ぽい。レバノンの赤ワインをボトルで頼んで飲んだけど、さっぱりして美味しかった。

シンドバッドを出た後、徒歩で新宿ゴールデン街に移動した。ゴールデン街は久しぶりで、多分前に来てから1年以上経っている。

まずは以前の記事で触れたクレマスターを探した。精神分析医が経営する「精神分析的実験バー」ということで前からちょっと興味があった店だ。看板を見つけて入ってみるとカウンターのみのとても小さなスペースで、男性客2人がいた。カウンター内には女の子1人。酒税法の話とかホモに付きまとわれた話とか、よくある飲み屋的会話を交わした。新宿ゴールデン街という場所はとてもテーマパーク的なところである。大体どこの店に入っても、「カリブの海賊」の海賊人形よろしく、よくあるゴールデン街的話題を持ち出す常連客がいるのだ。一番精神分析的だったのはバーテンダーの女の子のとびきりビッグサイズのオッパイだったかもしれない。今度イベントのある夜に来てみよう。

次に前にも行った事のある珍呑へ。特記事項無し・・・というか、店は賑わっていたのだが、時間帯的に眠気が最高潮に達して一瞬コックリしてしまった。shadowのマスターは商売上手だな。珍呑を出て、帰ろうと思ったのだが友達が朝までガッツリ飲む構えなので、とりあえずゴールデン街を出てサブウェイの向かいにある近くのラーメン屋で腹ごしらえした。ここのラーメンは激しく不味かった。新宿にうまいラーメン屋があったら教えて欲しい。

ゴールデン街に戻り、前を通りかかって気になってたBar Plastic Modelのドアを開ける。店名の文字をプラモデルのパーツ状にデザインした看板が素敵。なんだかマニアックな感じがいい。この店のテーマは80年代らしい。店の隅に初代ファミコンが接続されたテレビが置いてあって「マリオ」が映ってる。カウンター席に座ると目の前にはレコード店のようにぎっしり並んだ80年代ヒット曲のシングル盤。白い壁にプロジェクターで80年代TVCMが投影されている。となりの客(カップル)の男の子はテクノカット!カウンター内にはDJキットがあってリクエストに応えて曲をかけてくれるのだが、かなりいろいろ揃ってて感動。背後のテーブルからニュー・オーダーの『ブルーマンデー』のリクエストが飛んでまた感動。朝までこの店にいたが楽しかった。